
僕は犯人を知っていた。そいつらは僕の友達で(それほど仲良くない)、家に突然きてペンと紙を貸してくれといってきた。その紙にからかった言葉を書いて女の子の家のポストに入れたのだ。
直接言われたわけではなかった。でも僕が犯人だと思われていたことは判った。誰かが「あいつがさぁ......」と言い始めて声が聞こえなくなった。
僕は何も言えず、ただじっとしているのが精一杯だった。
それを見ていた祖母が間に入って僕はもう一度お年玉をもらいなおした。嬉しそうな顔をしなけばと思い、精一杯の作り笑顔を浮かべて。
おじさんは冷たい、見下したような顔でぼくを見ていた。
でも、手違いで僕の分だけ用意されていなかった。
なぜか、「やっぱりな...」と思った。
彼は「そんな目で見んじゃねーよ」と言って行ってしまった。
そしてそのことをうじうじと気にしながらも、何にもできない自分。